くるくるワイド いよいよ実戦! 運用の始め方(具体的な設定方法)について

くるくるワイド(戦略ノート)

本体を建てる時に決めること

前回の記事で、運用を開始する前に注意している5つのポイントについて書きましたが、
今日はそのポイントを押さえた上で、実際に本体を建てて実践する時に注意していることを、書いてみようと思います。

重要度としては、前回の記事のポイントの方が上ですので、
優先順位を逆にしないように注意してください。

本体を建てる時には、次のような項目を決めていきますが、

  • 本体の損切目安
  • 本体ロット数
  • 出口の位置
  • 建値の位置
  • トラップ本数
  • トラップ幅
  • トラップ利確幅

これらを決める時に、
僕が注意していることや、どんな設定にしているのかを紹介しようと思います。

基準値を持つ

まず、僕は検証の中である程度基準とする数値を持っています。

  • 初期資金 100万円
  • 本体ロット数 7万通貨
  • 損切りまでの値幅 14円
  • 出口までの値幅 7円
  • トラップ 1000通貨×70本
  • トラップ幅 5~10pips

これは、魚屋さんの書籍とほぼ同じだと思いますが、これをベースにして設定しています。(初期資金が倍でも半分でも、トラップ本数を維持しながら全体のバランスが崩れないように調整してやっています。)

また、自分の基準を持っていると、設定ミスを事前に防げるし、運用開始後にどんな動きになっても、パターン認識がしやすいので、戸惑うことも少なくなると思います。

設定値の決め方

今回は、前回の記事で例にしたEURGBPで見ていこうと思います。
抵抗帯なども前回と同じレートを使ってみます。

月足を見てみるとちょうど上の抵抗帯に当たって、実体が抜けられずにローソク足が確定したので、今回は本体売りで考えてみようと思います。(抵抗帯は青の帯で書いていますが、前回と同じと見てください)

本体の損切目安

本体の損切目安は、抵抗帯に守られる位置になるよう決めていきます。
EURGBPの今のチャートだと、一番上の抵抗帯の外側に損切(ピンクライン)を置いたとして、
本体のロット数は7万通貨建てられて、基準値に近くなるのでここに設定します。
※一旦建値は現レートで計算しています。

オートくるくる(チェックポイント)

本体損切目安(ピンク)ラインを動かせば、本体の想定損失が運用資金を超えないように、
本体のロット数が自動で計算されます。
画面表示を見て、自分の基準に近いかをチェックします。

もし、7万通貨を建てることが出来ずに、もっと損切目安を近づけたいとしたら、一つ下の抵抗帯が堅いかどうかを考える必要があります。
でもここは、短い期間に何度も到達していて、小さめのレンジ(赤枠)を形成しているので、上にブレイクする可能性も秘めた場所です。

そう考えると、損切を近づけることは出来ず、本体ロットを落として運用するか、他の通貨を選ぶ方がいいように思います。
損切り目安は抵抗帯を見て決めるけど、ブレイクラインとなっているような場合は、別の抵抗帯にするということです。

本体建値の位置

損切り位置が決まったら、本体の建値の位置を調整していきます。
日足や4時間足くらいを見て、決めることが多いです。
今回は、4時間足を見ると、Wトップのネックラインがあるので、そのあたりで建値を設定しようと思います。

抵抗帯で反発して、まぁまぁ下げた後なので戻りを待っていますが、あまりシビアにやる必要はないと思います。
くるくるワイドは逆行しても問題ないし、どちらかというと機会損失の方が嫌なので緩めに決めています。

今回は、建値を上に微調整したので、損切ラインも本体が7万通貨になるように、もう少し上にずらしておきます。

こうすることで、一番上の抵抗線から損切位置を離すことが出来て、ちょっとした上抜けにも耐えることが出来ると思います。

出口の位置を決める

出口を決める時は、抵抗帯の内側にする必要があります。
外側にしていて、出口到達前に跳ね返されると、せっかくの成功トレードが利確できずに苦しい展開になってしまうからです。

そして、もっと確実なものにしたければ、日足レベル(下位足)の抵抗帯の内側にしておけば、より利確の確率が上がると思います。(同じ考え方をダウンサイズしているだけです。)

今回は、こんな位置にしてみました(水色ライン)。

下の抵抗帯の手前に設定できて、
トラップを張った時にトラップ幅が10pipsになるのでちょうどいい感じです。

オートくるくる(チェックポイント)

本体の損切目安と出口が決まれば、トラップの幅や本数が自動で計算されます。
画面表示を見て、自分の基準に近いかをチェックします。

逆行側トラップ端

トラップ幅は出口の位置を近づけると狭くなりますが、あまり狭くならないように注意しています。
トラップ幅が狭くなると、同時にトラップの逆行側の端が近づきますので、逆行時に耐えられる値幅が少なくなってしまいます。

逆行側のトラップの端を超えてしまうと、トラップ幅が広がり苦しい展開になるので、僕はこの手前になるべく日足以上の抵抗帯がくるように設定しています

そうすることで、トラップ端付近まで逆行しても耐えやすくなり、精神的にも楽になると思います。

今回は、逆行側のトラップ端(赤点線)が抵抗帯(赤枠部分)に守られる位置になっているのでいい感じです。

トラップ利確幅

トラップ利確幅は、5~50pips幅くらいで決めるといいと思います。

僕は、10pipsにすることが多いですが、相場のボラによって5pipsにすることもあります。
一時的な動きに合わせるのではなくて、運用期間トータルで判断すると利益が最大化しやすいと思います。

トラップの設定については何度か検証しているので、過去の記事を参考にしてみてください。

まとめ

今回は実践に向けて、運用開始直前の設定について書いてみましたが、冒頭で書いた「基準値」を持っておくということが意外と大事だと思います。

基準を元に、いつもと同じことを繰り返すことで、トレード後の分析もしやすくなりますし、おかしな相場にも事前に気付くことができて、トレードが安定してくると思います。

そして同じ基準でトレードすれば、データが蓄積して経験となり、こういうパターンは得意なやつとか、苦しい展開だけどこの辺で反転して逃げ切れるだろうとか、そろそろ複利の仕掛け時だなとか、トレーダーとしてのカンが冴えるようになってくると思います。

目先の利益を優先して、必要以上にロットを張ってしまったり、損切目安に到達していないのに資金がショートしてしまったり、そういうことにならない為にも基準があればいいかなと思います。

それと、今回も ”抵抗帯” という「同じ基準」を使って、損切目安、出口、逆行側トラップ端 を設定しましたが、このように同じ基準で物事を考えるとシンプルで分かりやすく、トレード技術も向上しやすいと思うので、自分の好きな基準でいいので、何かに絞ってやってみると成果が出やすいと思いました。

前回の記事と合わせて、参考になる部分は取り入れてもらえればうれしく思います。
では、今日もいいトレードを!

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