勝つためのポイント
勝つための戦略を立てる上で、僕が大事だと感じているポイントは、2点あります。
まず1点目は、大きな流れに沿って本体を建てるということ。
くるくるワイドは上げても下げても利益が出せるという手法ですが、やはり順行した時は楽だし、逆行すると苦しくなるのは違いありません。
そして、くるくるワイドは最終的に出口に到達して終わるというのが基本になるので、どこかでしっかり反発が入り出口に向かう必要があります。そのためにも大きな流れに沿って本体を建てるのは優位性が高められる大事な要素となります。
2点目に、トラップ益をなるべく最大化して確定益を増やすということです。
トラップの利益は、複利や他の戦略のベースとなる資金なので、ここの利益を大きく出来ればそれ以降の戦略に余裕も出来てくるからです。
そして、複利やヘッジなどのトレード技術が未熟なうちも、トラップ利益が多ければ助けになるし、色々な戦略を試しやすいのもメリットだと思っています。
そういう考えで、トラップの有効な運用方法を研究してきましたが、
僕の中で一つの基準が、
- 資金 100万円
- 本体 7万通貨
- トラップ 1000通貨
- トラップ本数 70本
- トラップ幅 10銭
- トラップ利確幅 10銭
という感じで固まってきました。
これは、本家魚屋さんが書籍で推奨する設定に比べると、トラップの利確幅は小さくなりますが、
それ以外の部分についてはほぼ同じかなという感じです。
おそらく、多少の違いはあっても大体このような設定が効率的なんだろうと思うわけです。
効率の良いトラップ運用については、いくつか検証記事を上げていますのでこちらも参考にして下さい。
焦りからやってしまいがちなこと
それで実際に、こういう設定で運用しよう! となった時に
資金が200万円で始めるなら、
本体14万通貨、トラップ2000通貨、トラップ本数70本、利確幅10銭
とすれば、トラップの本数や幅を変えずに同じ条件で運用できるのですが、
もし、50万円で始めるとなった時に、同じレートを損切目安にすると、
本体は3.5万通貨しか建てられなくなり
トラップは35本となり
トラップ幅もいきなりスタート時点から20銭と広がってしまいます。
これじゃ、利益が少なくなってしまう・・・と思って考え出すのが、
本体の損切目安を本来より近くして、なんとか本体7万通貨を建てようということです。
でも、これをやると、損切リスクが高くなってしまうので、とても危険な運用になってしまいます。
損切りをずらすのがマズいなら、出口を近づけてトラップ幅10銭をキープしようと考えがちですが、これも場面によっては危険になります。
なぜかというと、トラップは想定レート(本体建値と出口までの値幅)の半分以上逆行すると、トラップ幅を広げる必要があり、そうなると攻撃力が落ちてしまうのですが、
出口を近づけるということは、想定レートの半分に達しやすく、トラップを広げなければいけない状況になりやすいからです。
相場を読めないうちは、安易にやると早い段階で苦しい展開になってしまう危険性があるわけです。
これらは、くるくるワイドを運用している人にとっては、結構あるあるじゃないかと思うんです。
実際にやってしまって、苦しい思いをしたり、破綻した経験がある方もいるんじゃないでしょうか。
だって、利益を出そうと思ってやってるんだから、少しくらい無理してもやってみたいですよね。
僕はどちらも経験あります。
それで痛い目もあってきました。
結局焦りだったり、欲だったり、そういうものが邪魔をして、必要以上に無理をしてしまって、冷静に出来なくなってしまったこともありました。
終わってみればシナリオ通りに行ったのに、自分の都合で無理なトレードをして、損して終わっただけってこともよくあることだと思います。
優先すべき戦略のポイント
冒頭でトラップ益は大事だと書きましたが、本体の損切目安というのはもっと大事です。
なぜなら、大きな流れに沿って入っているのに損切が近ければ、逆行した時に本来耐えられるはずのドローダウンが耐えられなくなる可能性があるからです。
せっかく大きな流れに沿って入っているのに、破綻した後に順行していくなんてことになると悲しいですよね。
本体のロット数や、トラップ本数を気にして設定することが多いと思いますが、僕は本体の損切目安を一番重要視して設定します。
ここで詳しく解説しませんが強い抵抗帯に守られる位置に損切目安を設定します。
そして、本体目安が決まれば、資金に応じて本体のロット数も決まってくるので、その範囲でトラップ幅に注意しながら、トラップ本数をしっかり立てられるように設定していきます。
ここでの設定は、検証で導き出したトラップ益を最大にするための設定です。
相場によって多少変えることがありますが、僕の場合は、トラップ本数70本、トラップ幅と利確幅を10銭とすることが多いのですが、
通常は本体が半分の3.5万通貨になれば、トラップを70本張ることが出来ないので、ここでもジレンマが生まれます。
そういったジレンマが、焦り生み、欲を強め、無理な設定をさせ、そして無駄な損失に繋がってしまうので、やはり検証通り戦略通りに実践出来る環境というのが大事になってきます。
せっかく考えた戦略を実践できずに、中途半端なトレードで資金を失うのは残念過ぎますから。
ジレンマを解決するために
そのジレンマを解決するために、僕がやっているのが、他の記事でも書いたことがありますが、1ロットが1000通貨のマイクロ口座を使うということです。
通常口座が1ロット10万通貨なので、100分の1のサイズ感になります。
100分の1なので、先ほどの資金50万円の例でも
100万円で考えた戦略と同じように実践が可能です。
口座タイプ | 通常口座 | マイクロ口座 |
---|---|---|
資金 | 100万円 | 50万円 |
本体 | 7万通貨 | 3.5万通貨 |
トラップ | 1000通貨 | 500通貨 |
トラップ本数 | 70本 | 70本 |
トラップ幅 | 10銭 | 10銭 |
トラップ利確幅 | 10銭 | 10銭 |
こんな感じで、本体のロットが半分の3.5万通貨になっても
トラップのロット数を500通貨にすることで、同じようにトラップを70本維持することが出来るようになります。
もちろんトラップ幅も、100万円のときと同じ10銭幅で出来るので、いきなりスタート時点でトラップ幅が広がっているというようなことはありません。
このように、資金が少なくなっても、基本的な戦略を変える必要がないので、焦らずに安心してトレードしやすいと思います。
そして、資金が増えて、100万円以上の初期資金になれば、通常口座に切り替えれば、また今まで通りの流れでトレードが出来ると思います。
最初の内は不安があるので、なるべく書籍と同じ設定でやると安心感がありますし、戦略通りにトラップ益を確定できるのはメンタルを安定させるにも有効だと思います。
僕が使っている口座
今回は、僕が実践に移す際にメンタル的な部分で失敗して、それを改善するためにやっていることを書いてみましたが、もし共感してもらえる部分があれば、取り入れて試してみてください。
最後に、僕がテストや運用で使っている口座を紹介しようと思います。
XMの口座となりますが、通常口座とマイクロ口座が用意されていて、僕は両方を使って、練習や検証はマイクロ口座、通常運用はスタンダード口座というように使い分けています。
両方作っておくと資金移動もできるので用途に合わせて切り替えて使うと便利だと思います。
こちらから口座の比較や、開設が出来るようになっています。
デモ口座で練習したいという場合は、こちらから開設することも可能です。
では、本日も良いトレードを!