あれから1週間、その後どうなったのか。
前回、「コロナショックでドル円暴落。くるくるワイドは生き残れたのか!?」という記事を書いて、トータルでマイナスではあるけど、ロスカットにはならず、何とか1回くるくるワイドを回せば取り戻せる額まで戻ったということで、「生き残れた。」という結論にしました。
あれから1週間経ち、相場の状況も少し変わってきましたので、
今回は、前回のテストと同じ条件で、もう少し裁量を入れて現実的な運用をした場合に、
どうなったのかということを検証してみたいと思います。
そして、場面場面で僕が考えたことを簡単ですが紹介したいと思います。
もう少し現実的な裁量を加えてシミュレーションしてみる
何故このタイミングで、どういう背景でドル円をロングしたのかというのは、前回の記事をご覧くださいませ。
今回のシミュレーションも前回と同じ設定です。
本体損切り目安:14円幅
本体出口:7円幅
- 通貨(ドル円)
- 期間 (2020/2/24~3/20)
- 本体 7万通貨(買い)
- 本体建値 111.491円
- 初期の出口 118.576円
- 損切目安 97.333円
- 資金 100万円
- トラップ幅 10銭
- トラップロット数 0.01
- トラップ本数 70本
- トラップの利確幅 50銭
(10銭利確はテストデータの誤差が大き目だったので今回は50銭で検証) - ヘッジ利確幅 10銭
全体を通しての流れは、最後に動画をアップしているので、また観てもらえればと思います。
まず、前回と違って裁量を入れたのは、主に複利の建て方の部分です。
前回は、レートの動きや抵抗帯などを意識せずに建てていきましたが、
今回は、レートの動きを確認し、下げ止まりと判断出来たタイミングや、大きな時間足の抵抗帯を確認し、その付近でのレートの動きを見てエントリーしています。
抵抗帯というのは、人それぞれ判断基準が違うと思いますが、今回は買いで複利を建てていきますので、下げてきたレートが下げ止まりを見せる可能性のある部分を、チャート分析や、インジケータなどの分析で判断することになります。
僕の場合は、月足や週足の重要な水平線や、チャート形状から大衆心理を考えて抵抗帯を想定しています。
複利一発目エントリー

最初に複利を建てるポイントとなったのが、トラップの逆行側35本の内30本目のところまで下げた頃に、ある程度トラップ益が溜まってきたのと、下げ止まりを確認できそうな形状になったので複利を建てました。
今回の下げ止まりを確認できそうな形状というのは、Wボトムになるかもしれないという段階の形状で、まだWボトムは完成しておらず、少し早めのエントリーになります。
ただし、攻撃的複利のストップが近くにあり、ロットが多めに張れて、反転上昇すれば美味しい部分でもありました。
日足チャートを見ても、直近で2回反発していて意識されているレートというのが分かります。
ただ、それまでと違って直近の下げが強すぎますね。
とりあえず今回は、こんな分析でエントリーです。
追加の複利を見送り

1発目の複利を建てた後(緑↓)、レートは一段下がり、ボックスを形成します(青□)。
攻撃的複利のストップに近いので、ロットを多めに建てやすいのですが、このような形状は最初のボックスが抵抗になってしまって(赤□)、上げ切れない場合がありますので、僕は赤矢印のように一旦その抵抗を抜けるような上昇を待って、ピンク○のような所で複利を追加しようと狙っていました。
今回はそういう形状にならず、複利を追加することなく下げていき、攻撃的複利は損切となりました。
その後下げ続け現実的複利も損切になります。
接近戦で複利を建てる

どんどん下げるので、何もできず下げ止まりを待ちます。
そして、下げ止まりをまたWボトムの形状で判断します。
今回は月足レベルで抵抗帯が確認できる強いポイントです。
チャンスと判断して、接近戦を使いロットを多めに複利を建てます。
緑↑でエントリーしてもいいと思いますが、僕は赤↑で入りました。
接近戦の複利を細かく追加していく

チャートが進み、もう少し大きい波で高値の切り上げが確認出来たので、押し目で接近戦の複利を追加しました(赤↑)。
レートが上昇しているので、ロットは少ないですが、その後も少しずつ押し目を拾って追加しています。
最初の建値の手前で、プラス転換してきた

今回は、なるべくトラップの攻撃力を落とさないように複利ブースト(複利を建てたらトラップも増やす戦略)を使い、得たトラップ益で複利の接近戦を建てて、月足レベルの抵抗帯で反発を狙いました。
複利は何度か損切に合いましたが、最終的には接近戦複利のおかげでプラス転換が早まったと思います。
初期資金100万円でのシミュレーションですが、開始直後の暴落で最大で-52万円ほどあった含み損は、最初の建値の手前でプラス転換し、おおよそ最大で+12万円まで復活することが出来ました。
最後の接近戦が損切に終わった場合は、月足の抵抗が破られる可能性もあり、その場合は破産も考えられたと思いますが、このようなショック相場でも、ある程度強い根拠を持って仕掛けることで、反発を捉えられる可能性が高まりますし、窮地からの起死回生も狙えそうだなと思いました。
この記事で紹介した戦略は、僕の中の根拠を元に解説したもので、人それぞれ考え方は違うと思います。もし共感できる部分がありましたら参考にして頂ければと思います。
今日もご覧いただいて、ありがとうございました。
最後に検証動画をアップしておきます。
↓ ↓ ↓
コメント