FXトレード戦略。どこに照準を合わせて戦略を立てるのか。

トレーダー雑記

狙いを決めておくのは大事

これまで色々仮説を立てて実験をして、データ取りをしたり分析をしたりして、それをリアルで使えるように考えてやってきましたが、こういう作業って手当たり次第にやってもちょっと難しいところがあります。

僕が初心者の頃はよくわからなかったので、とにかく勉強、練習、検証、・・・自分がこれだと思った事は色々試して来たのですが、分析しても結果がよくまとまらず、頑張って出した答えもリアルで使ってみると再現性がなく、なかなか安定して勝つことが出来ませんでした。

どうしても手法の事や、エントリーの場所とか、損切の場所とか、細かい所ばかりに目が行ってしまって、もっと大きな目で相場を見ることが出来なかったのです。

色々相場を経験する中で、手法に再現性が生まれ勝てるようになってきたのは
自分が狙う相場っていうのが分かってきて、それに特化した検証をはじめたころ
だったと思います。

僕が月足や週足を意識するのは、今の相場がどういう段階にあって、その中のどのフェーズに位置しているかを、把握するためなんです。
そして、それが把握できれば、自分がトレードする相場かどうかが判断しやすいからです。

相場の種類と狙う相場

相場の種類って大きく分けて、レンジ相場、トレンド相場、トレンドレス相場(規則性の低いレンジ相場)、ショック相場みたいな感じで分別していて、まぁ一般的な分け方かと思います。

この中で、使う手法にあった相場に特化して検証していく必要があります。

今研究中のくるくるワイドはどこに特化して検証しているかというと、レンジ相場(又はトレンドレス相場)に特化してやっています。
それは、くるくるワイドの特性上、損切は基本的に無くて、運用の終了は出口到達時となるので、上げるにしても、下げるにしても必ずそれなりの反発が入る必要があるからです。

トレンド相場やショック相場は一方的な動きになる可能性があって、”それなりの反発” が想定している値幅の中で入らないリスクがあり、普段狙う相場をレンジ相場とする方が、成功率が上がりトレードが安定するだろうと判断しているわけです。

もし、自分がレンジと認識している範囲の中でショック相場が起きたとしても、その範囲を超えるまでは想定内の動きということになるのです。
ということは、1時間足や4時間足のレンジじゃダメって分かると思います。
そんなレベルのレンジだと簡単に突破していきますので、もっと大きな時間軸でレンジを決めていく必要があるわけです。

魚屋さんが書籍で、過去最高値と過去最安値を意識して損切目安を決めるように書かれているのは、相場全体を過去最高値と過去最安値で挟まれたレンジと解釈していると考えてもいいのだと思います。

こんな感じで使う手法や狙う値幅に合わせて、適切な時間軸や相場の種類を見極めるわけです。

狙いが決まれば、もう一段細分化する

狙う相場が決まれば、次はその中でもう一段細分化して戦略を設計していきます。

くるくるワイドで言えば、書籍で紹介されているパターンが4つほどあったと思います。
「直上げ、少し下げてから上昇、大きく下げてから上昇、大きな逆行」
こんな感じのパターンだったと思います。

僕は、大枠でレンジ相場を狙うと決めたわけですが、
時間軸を落とせば、そのレンジの中でも色々な相場が展開されています。

トレンド相場になっていたり、レンジ相場を作っていたり、トレンドの押し目部分でレンジを形成していたり、ショック相場で一気に下げていたり、規則性の低いレンジだったり。

こう見ると、最初に決めたレンジ相場の手のひらで、色々な動きが展開されているという風に見えます

相場を俯瞰して見るというのは、こういう感じのことだと思うのですが、
そんな意識で、パターン分けしていきます。

そしてどういうパターンになろうが、手のひらの上で対処が出来るように組み立てをします。

得意パターンを作る

せっかくなので、くるくるワイドの4パターンで考えると、
「直上げ、少し下げてから上昇、大きく下げてから上昇、大きな逆行」
このパターンの中でどれを自分の鉄板にするかを決めると分かりやすいと思います。

僕が今まで実戦と検証をした中で、一番多いパターンが、直上げと少し下げて上昇というパターンでした。
なので、大枠のレンジ相場の中で展開される、トレンドの押し目付近や、同じくレンジの上限下限付近で仕掛けるというのが検証のメインパターンになっています。

同じパターンをどんどん検証していくと、このパターンの勝ち方や、効率のいい仕掛け方が徐々にわかってきます。
こういうパターンを持っておくと、平時の通常トレードが安定傾向になり、安心感があるものになってきます

得意じゃないパターンの考え方

その上で、それ以外の展開になった時にどうなるかを検証していけば、混乱もし難くくなります。

それ以外というのは得意パターンじゃないわけですし、出現頻度も少し低いものになります。
ですので、そういう場合は浅い傷で終わらせるというのを第一に検証しておきます
(それを得意パターンに昇華させるには更に検証が必要です)

例えば、先日起きたコロナショックなどもいい例で、通常運転している途中に巻き込まれてしまった場合に、どういう展開になり、どんな感じで切り抜けるかというのを想定しておけばいいのです。

ショック相場なので、常時起こっていればショックでもなんでもないですので、一過性のものです。
1か月もすれば徐々に相場の波は小さくなって普通の動きに戻ってきます。

ということは、そこで大きく勝とうと考えず、普通の動きでしっかり取れる仕組みを作っておいて、もしそういう相場に出くわしてしまった場合に、逃げる術を持っておくというのが、トータルで安心したトレードが出来ると考えています。
周りのトレーダーが大きく勝ったとか、そういう情報に浮足立つ必要はないのです。

ここで大きく勝つ方法を検証しても、次に使うのはいつのことやら・・となります。
それに、通常運転に戻った時に、狂わないように注意も必要ですね。

ですので、ショック相場でこうやれば儲けられるっていう検証は、すべてやり終えてやることが無くなってからでもいいんじゃないかって考えています。

まとめ

大事なのは、全ての展開で勝とうと思わないことだと思います。
トレードは「欲」で始めて「欲」で終わるパターンが多いので、
自分の欲をコントロールするのはとても大事です。

全て勝とうとせずに、得意パターンを作って、それに集中する。
くるくるワイドは分かりやすいですよね。
だってトラップが広がったら、得意じゃないパターンとか判断できますから。
そして、上げても下げても勝てるという設計なので、逃げることもしやすいです。

苦手な展開で儲けようとせずに、さっさと終わらせて次に仕掛けていく
苦手な展開で儲けるには時間も掛かるし、運も必要になってきます。
それなら、固執しない方が、時間的にも精神的にもスッキリした運用ができると思います。
(余裕が出来てから、苦手パターンの攻略をすればいいわけですから)

今回は負けにくい戦略をしようという観点から考えていることを書いてみました。
負けることを前提に(負けを受け入れて)大きくリターンを狙う方法もありだと思います。
どれが正解っていうものじゃないので、自分が狙った動きを戦略的にとれる方法を焦らず考えていければいいなと思います。

いつも好き勝手書いていますが、何か共感できる部分があれば参考にして下さい。
読んで頂いてありがとうございます。

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